ブリキのおもちゃ

国語の授業で、自分と本との関わりを文章にしている。
ロボット職人の彼は、ロボットの本との出会いを書くことにした。
横浜にある、ブリキのおもちゃ博物館の館長さんが書いた本が、彼がロボットを作るきっかけだったんだって。学校の図書室で見つけた本。そうなんだね、知らなかった。うれしいな。

横浜にある、ブリキのおもちゃ博物館に、中学の修学旅行で行ったよ。
私も、その頃、ブリキのおもちゃに夢中だった。
自由行動の行き先で、そこを選んだんだ。
明日は、そのおもちゃ、持ってくるね。
15年前に買ったおもちゃが、こんなふうにつながるなんて、うれしいな。

本と自分との間にあるストーリー。
自分と他者の間にあるストーリー。

プレイバック・シアターのワークショップで、ファシリテーターのはねちゃんは言っていたね。「人はストーリーでつながっている」って。

自分のストーリーは、自分でつむごこともできる。
誰かがつむいでくれることもある。
そのどちらもが、きっと必要なんだね。

こどもたち自身が、自分で自分のストーリーを語ることも。
誰かが、誰かのストーリーを語ることも。
語られた「私」が、わたしを変えることもあるのだから。

人権週間には、シークレット・フレンド。

森学級の映像に出てくる「心に人を住まわせる」という言葉を、私はとても気に入っています。