だってせんせい、だいがくせいやもん!

 最近、車の中では、ずっと『ニカセトラ』か『二階堂和美のアルバム』を聞いています。

 学校に着くまでの、しばしの現実逃避!?車の中って、音楽を楽しむには、とってもいい環境です。

 今日は、とんちゃんが、うちのクラスに支援に入ってくれることに。

 ブログではとんちゃんと呼んではいるけど、もちろん、立派な先生で、学校では、「だいこう先生」「ふじわら先生」と呼び合っていますよ。

 2時間目に、自己紹介と、何かひとつ、ゲームか芸をして、とお願いしていたら、素敵な3択クイズをしてくれる。

 子ども達も、興味津々で、クイズに答えながら、だいこう先生のことを知ろうとしていたし、とってもいい時間でした。

 おもしろかったのが、「ふじわら先生と、だいこう先生はどっちが年上?」という質問に対して、Hちゃんが、「だいこう先生!だって、ふじわら先生大学生やもん!」と、熱弁する。私が大学生って、どういうこと???ほんまに、おもしろい人達。

 「タイ語で、数字ってどういうの?」という質問をSくんがして、タイ語の数字で1〜10を教えてもらう。

 おもしろいので、そのまま国語の授業にして、1〜10を黒板にカタカナで書いてもらって、ノートに書く。できた人は、タイ語のサインもらう。もちろん、みんな楽しく書く、書く。

 ヌン、ソーン、サーン、シーン、ハー、ホック、ジェット、ペー、ガーウ、シップ! 
 
 教室にいろんな人が来るのは、楽しくて、私は大好き。教室を、子ども達を、斜めから見てるのが、心地よい。

 3・4時間目は、図工の紙版画の印刷。

 インクのチューブを見ては、「あ〜、せんせい、ソースもってる〜」

 ローラーで、黒インクを練る姿をみて、「せんせい、まじょや、まじょ〜!こわ〜、ころされる〜」と、湧きたつ。
 
 ほんま愉快な人達です。
 
 ユニークな顔がいっぱいできたよ。その子らしさが出ていて、どの版画も、どことなく、その子に見えるから、不思議です。ほっと一息。


 

 放課後は、先週人権劇に取り組んだメンバーとの反省ミーティング(打ち上げ。笑) 

 劇をして、楽しかった。

 また、劇をやりたい。

 そんなふうに言ってくれて、うれしい。

 普段の学校生活では、見られなかった子ども達の表情や、表現。それらにスポットライトが当たったのは、劇のおかげだ。

 まさか、あの子が?という驚きが、多くの子どもや先生達から聞こえてきたこと。そういう出会い直し。これまでの見方が、崩されるたとき。

 ああ、こうした評価が、この子を変えるかもしれない。大きく変わらなくとも、この子の人生における、大きな自信になるだろう、と感じた。