同型性

 朝一。
 学校に行って、5年生の子どもたちに手伝ってもらって、研究発表会後の椅子の後片付けをすることになっていた。
 行くと、既に大方の片付けが終わっている。休みの日に、管理職の先生方がそれぞれ来てやってくださっていたようだ。感謝・・・。

 月初めの全校朝会。今日は人権集会の位置付け。
 同僚の人権主任の話の後、児童会の子どもたちによる人権をテーマにした劇。
 私はノータッチで、児童会担当の教師の指導による劇発表だった。
  
 日常のシチュエーションを劇で伝え、ナレーションが織り交ぜられる。
 給食をひっくり返してしまった時、周りの子たちがかけより、一緒に片付けをしてくれるシーン。
 「こんなふうに手伝ってもらえると、給食をひっくり返してしまったショックな気持ちもやわらぎますね」というナレーション。

 校庭で転がっていったボールをとってもらった時の返し方「いやなパターン」と「うれしいパターン」の二つを対比的なロールプレイで。

 いやあ、、、授業でやっているようなことが、どんどん展開されていくのでびっくりする。
 
 そして、劇の構成や内容が、先日の教職員劇とほぼ同じ。
 日常を描き、解説が入り、最後は全員が登場し・・・。うーん、これも同型性やなあ。

 終了後、児童会担当の先生に感想を伝え、台本はどうしたのかと聞くと、子どもたちがアイデアを出し、シーンも子どもたちが作っていったのだという。すごい。

 研発後、初の勤務日。
 
 校内のあちこちで、労いの言葉をかけられる。

 また、こうした通りすがりの会話の積み重ねが日々をつくっていっていくのだ、と、思う。
 
 夕方遅くから小教研国語部の役員会へ。
 他校の教務、教頭と3人で話しながら、どこの学校の状況も本当に大変で心が痛くなる。

 せめて、そんな中で行う授業研は、心温まるものにしたいという話を。
 事後研で授業の再現を行い、学習者の追体験をしてみてはどうか、という提案をすると、「ああ、それは、将棋の対局の後に再現する行為みたいなものやね」という話になる。

 棋士も、そうやって、再現しながらリフレクションするのかあ。面白いなあ。

 出張先が家に近い場所だったので、同僚に「もう帰ってこなくていいよ。」と言われ、そのまま退勤。
 
 家に帰って、ぐったりと寝てしまう。
 まだちょっと、疲れてるみたい。